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一級建築士事務所 坪田眞幸建築研究所 イッキュウケンチクシジムショ ツボタマサユキケンチクケンキュウショ |
坪田 眞幸 ツボタ マサユキ |
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イッキュウケンチクシジムショ ツボタマサユキケンチクケンキュウショ | ツボタ マサユキ |
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ホ-ムペ-ジ http://www.tsubota-architects.com/ メ-ルアドレス info@tsubota-architects.com マイベストプロ http://mbp-osaka.com/tsubota-architects/
設計に際し大事に思うこと
建物のかたち、空間の成り立ちには必ず物語があると思います。
それは、敷地の環境や住まい手の暮らし方、家族構成などにより一つとして同じものはありません。
依頼される方とのコミュニケ-ションを大事にして、世代を超えて住まい続ける家づくりを心がけています。
住まいに対する考え
気密性や断熱性を高める事も重要ですが、基本は日当りや風通しの良い家、
そして構造のしっかりした安心の出来る家、
その上に美しいまちなみを形づくることを大事にしたいと思います。
特に心がけること
杉やナラ、クリの木、土や漆喰、和紙や鋳鉄、電燈の明かりが好きな素材です。
建築を構成する色や大きさを丁寧に吟味し、
それらを生かして施工する職人達の熟練の技が残るような空間を心がけています。
ロ-コストについて
競争をして無理に実現するのではなく、構造・設備など基本はしっかり確保する。
そのうえで、どのような暮らし方をするのかを明確にし、空間構成や材料などに割切りと潔さが必要です。
リフォ-ムについて
単なる内装材や設備の更新ではなく、暮らし方の質、機能性や快適性、
地震に対する安心度をより高める提案をしなければならないと思います。
修竹の家
このご家族は、先々代から貿易の仕事をされておられ、国内外のお客様が多くお見えになり、立食パ-ティなどを催すことができるように、親世帯のLDと子世帯のDKとは可動の間仕切りで一室にも使えるようになっています。既存の座敷二間と続けて建具で開閉する事により、生活のスタイルに合わせて空間の大きさを自由に変えることができるのです。大勢のお客様がお見えになってもご両親は独立した空間を持てるように配慮しました。
ご子息が以前の建物にとても愛着をもっておられて、撤去する"おくどさん"の上部に架かっていた梁を何とか生かしてもらいたいと要望されました。私としても、調査をしながらこの立派な梁を何とか残したいと考えておりましたので、この家の守り神として精神的な拠り所となるように大黒柱とすることを提案しました。又、もう一本は板に挽いてもらい、食堂のテ-ブルとしてよみがえりました。
巳むを得ず解体したとはいえ、先々代からこの家族の歴史を見守ってきた建物の古材が新しい空間でより身近にどっしりと存在しているのを見ますと、時間の積み重ねを受け継いでいくことが"文化"ではないだろうかと改めて気づかされました。
千林大宮の家
敷地は大阪市旭区の住宅密集地に有り、三方を3階建ての建物に囲まれています。
建築主のご家族はご夫婦と長女と男の子二人。成長する子供達の為にできる限り空
間を確保すること、木の温もりを大切にしたいが 和風すぎないこと、以前 からある沈
丁花をシンボルとして植えたい、というのが主なご要望です。
1階奥にご夫婦の寝室、2階に居間、食事室、キッチン、3階に子供室を配置する
空間構成としました。1階の駐車スペ-スと寝室の間に3階まで吹き抜ける中庭を設
け、光と風を建物全体に取り入れる、閉じながら開放的な空間を目指しました。
玄関から階段を上がると吹き抜けのある居間に入ります。2階で家事をする母親は
吹き抜けを通して3階の子供達の気配を常に感じることができます。
3階の子供室は中庭を挟んで長女と男の子二人の部屋を設け、思春期のプライバ
シ-に配慮しました。
室内の仕上げは、床は唐松の無垢板に蜜蝋ワックス塗り、壁は土入り漆喰塗りとし
、自然素材にこだわりを持つ建築主の要望に答えました。床のワックス塗りはご家族
と設計者も参加し、皆でワイワイと楽しみながら仕上げました。
子供達にとっ
照明寺離れ
■建物概要
施 工 年 2007年 9月
構造・規模 木造平屋
延床面積 89.22㎡
高齢なご夫婦の平屋のお住まいです。
既存の庫裏をご子息に譲るにあたり、敷地の一部に現ご住職夫妻の住まいとして離れを計画したものです。ご縁があって、檀家の方から広間(八帖)のお茶室を譲り受ける事になり、計画が具体化しました。
高齢のご住職夫婦お二人の住まいであるので、和室を中心に、リビング・ダイニングと水廻りをコンパクトに計画しました。
移設した和室は二十年近く前に自分が設計した住宅のもので、 事情がありこの住宅が解体されることになったのですが、関係者皆さんのご尽力で、新築当時の趣きを取り戻し、新しい場所で新たな時を刻んでゆく事になりました。設計者として誠にありがたく幸せな事だと思います。
経済優先が当たり前になり、まだまだ寿命が尽きていないのに取り壊される建物が多い昨今。関係者の方々には心から感謝を申し上げたいと思いますが、色々考えさせられる事も多いプロジェクトでした。
坪田 眞幸 | 一級建築士事務所 坪田眞幸建築研究所 | ||
06-6578-2251 | 06-6578-2252 | ||
info@tsubota-architects.com | 大阪市西区阿波座1-10-5 岩田ビル301号 | ||
http://www.tsubota-architects.com/ | 1995年 |