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YIA イシウエヨシヒロ建築設計事務所 YIA イシウエヨシヒロケンチクセッケイジムショ |
石上芳弘 イシウエヨシヒロ |
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YIA イシウエヨシヒロケンチクセッケイジムショ | イシウエヨシヒロ |
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2021/03/17
現在、オンラインでの打合せ対応しています!
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2018/03/13
住宅『pocco』が「インテリアコーディネーションコンテスト 優秀賞」を受賞しました。
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2018/03/12
住宅『HE10』が「AICA施工例コンテスト 優秀」を受賞しました。
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2021/03/17
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Homepage http://ishiue.com Blog https://yiablog.hatenablog.com/archive Facebook http://www.facebook.com/yiapage instagram https://www.instagram.com/yia_insta/ Youtube https://www.youtube.com/channel/UC55adxSJbuiU8947niQgCHA
幼稚園か小学生のとき、愛媛県松山市にあったUFOが着陸したような佇まいの「愛媛県民館(今は存在していません)」で何かイベントのようなものに参加していました。当時は幼かった私ですが、ドーム型の天井からつり下げられた照明とダイナミックな空間に、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。その感動が原風景となって、この職業を志すきっかけになったのではないかと思います。住宅であれ店舗であれ、建築をつくることは空間を生み出すことだと思います。日常の生活のシーンの中に、空間が生み出す光や陰、また立体的でダイナックな構成が、私たちに感動を与え、行われている行為を忘れられない思い出にしてくれるのではないかと思います。空間で営みを行う人たちに、とくに子供達に感動を与えるような建築をつくっていきたい…日常の生活の中に、美しいと思える瞬間や、感動を感じる住宅・建築…窓から見える景色、光と陰、心地よい風、会話の弾むシーン…クライアントが、世界で一番好きな場所が、この空間だと思える感動のある住宅・建築を作りたいと思います。
HE10
この敷地の西面が都心を超え海まで見渡せる眺望があり、春には北側の桜の群生をみることができる。高台の敷地を購入するきっかけがこの眺望だった。リビングからこの眺望を楽しめるようにしたいと考えていた。この眺望をどのようにして効果的に生活の一部に取り込んでいくのかというのがテーマであった。この景色を取り入れるため2階にLDKを配置し、旗竿地で視界が抜ける玄関ホールは階段と交差しておりLDKの眺望に期待を感じさせる装置として縦に切り取った景色を垣間見る。L型に配置したバルコニーは、内部から外部に向って緩やかな関係を築いている。自然が作り出す揺らぎのあるインテリア(景色)が、移ろいある生活を感じさせる。
nico
この敷地は、古い住宅地の角地に位置します。出来る限り開放的な窓を開け放して生活出来るような住宅が要望でした。そのため、中庭を2つのイエ型のヴォリュームで挟み込み渡り廊下で囲む構成を提案しています。外部から、プライバシーを確保しながら中庭に向って大きな開口をとることが出来ます。また、北側にトップライトを配置することで優しい光が空間いっぱいに広がっています。家族が一つの空間で過ごしていることを感じれるようにシンブルとしてイエ型の屋根を採用し、個室以外をできる限り一体の空間としました。ただ、単調な繋がりを避けるためテクスチャに変化をつけています。プライバシーを保ちながら、外部の環境を取り込む住宅です。
mutari(renovation)
このプロジェクトは、六人「むたり」の家族が住む住宅です。 フルリノベーションを行う計画で中古の住宅を購入しました。六人が住むには、少し小さな住宅だったので、個室を作らず、大きなヴォリュームの中に各々が心地好い場を見つけられるような空間を作ることにしました。2階の西側は、高台になっており、とても視界が抜けていたのでリビングスペースを2階に計画しています。2階の天井は撤去し既存梁を表しとして天井高さを確保しています。新設したトップライトからの光が木漏れ日のように感じる明るい空間です。1階のこども室は、一部、天井は透明になっており、2階のトッップライトから光が降り注ぎます。
石上芳弘 | YIA イシウエヨシヒロ建築設計事務所 | ||
072-427-6976 | |||
yia@ishiue.com | 大阪府岸和田市阿間河滝町1572 | ||
http://ishiue.com | 2005 |
1974 愛媛県生まれ |
2006 日本理工情報専門学校 教育課程編成委員 |
1998 建築学生・設計大賞 優秀賞受賞 |
2013 インテリアコーディネションコンテスト 部門賞 |
2010 建築人 8月号 |
2013 ARCHIVES Vol.17 |
ビルバオ・グッゲンハイム美術館「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」はスペインのバスク州ビルバオ市にある美術館です。バスクと聞くとデザート好きの方には耳にしたこともあると思いますが、少し前に流行った「バスク風チーズケーキ」の「バスク」です。外側を黒く焦したチーズケーキは濃厚で美味しいですよね。本場では食べられなかったのですが。 |
設計者は現在アメリカを本拠地にしているフランク・オーウェン・ゲーリー氏です。出身はカナダのトロントらしいのですが、1929年生まれとのことで結構なご年齢です。そして、この美術館が成功することで世界中にゲーリー建築が建てられています。ゲーリー氏の作品は日本では神戸にひとつだけありますが、建築というよりアート作品であるため物足りなさがあったので、この建築を見れたのはとても良い体験でした。ちなみに「フィッシュダンス」です。写真の場所は対岸の川沿いに歩道が設けられているので美術館を正面から見渡せる場所があります。ネルビオン川と呼ばれるとても水量の多い川ですが、かなりゆっくりと流れているので風が無い当日は水面に美術館の全景が反射してとても美しい外観を見ることができました。ここまで造形的な建築物を目にする機会はなかなか無いと思います。こちらの対岸から見える波打つ外観はチタン合金の薄い板を貼り合わせてあり、ミニマルな建築が世界的にも主流な中に、ここまでやり切った建築は心惹かれます。 |
カサ・バトリョ私の年齢ぐらいだと学生の時に誰もが通る道、「アントニオ・ガウディ」建築をやっとこさ見てきたという話です。たしか、ちょうど学生の時に大阪のOBPだったか?あのあたりでガウディ展みたいのがあって喜んで見に行ったことを思い出したのですが、歳をとり仕事をする中で大味な建築だろうと勝手に思っていました。 |
ところが、圧倒的な空間を圧倒的なディテールで強化する身震いするほどの素晴らしい建築で、思わず「ごめんなさい…」と反省の弁を漏らす私がスペインにいました笑。「サクラダ・ファミリア」のステンドグラスの光や「カサ・ミラ」のコートの吹抜けなども非常に美しくて良かったのですが、なかでも個人的には「カサ・バトリョ」が心惹かれました。一つ一つ丁寧にデザインされた自然界の造形美を取り入れた空間に、これでもか!と言わんばかりのディテールの数々…圧巻です。ここまでやり切ると少し緊張感のある疲れる空間になりそうなところを、ガウディ独特のユーモアを垣間見れて可愛い空間に変換させられて楽しい気持ちにさせてくれます。特筆する場所はたくさんあるのですが、この居間の天井に取り付けられたモダンな照明を中心に、部屋全体が波打つように渦を巻く様はぜひ見てもらいたいと思います。また、デザインだけでなく当時では、ほとんどなかった温度調整機能や通風など、気持ちよく生活するための機能も積極的に取り入れている住宅です。 |
ルーブル・アブダビドバイに行ったとき、アブダビにどうしても見たい美術館があって、ドバイからアブダビまでタクシーでぶっ飛ばしてもらって片道2時間掛けて行ってきました。実際に距離は150kmもあるし交通の便が悪い国ではバスかタクシーになると思うのですが、UAEはタクシーがとても安く、しっかりメーター式で料金を計算してくれます。 |
この美術館は、フランスの世界でも有名な建築家「ジャン・ヌーベル」氏が設計した作品で、個人的に学生の時から大好きな建築家の一人です。日本には汐留にビルディングをデザインしています。この美術館の特記すべきところは、写真のスチールとアルミニウムで作られたドームだと思います。写真だけ見るとまるでCGのようですが、私が撮影してきたリアルなモノです。天井部分は、幾何学模様のアルミパネルを上下に四層ずつ重ねて木漏れ日から光が落ちてくるような美しさがあります。写真ではスケール感が分からないと思いますが、直径180mの巨大なドームになります。クーポラとヤシの木をモチーフに考えられているようです。クーポラとは教会などの丸天井のことです。しかし、改めて写真で確認すると凄まじい建築です。興奮が突き抜けます。もちろん美術館ということで日常空間とは切り離された体験をする施設ではあるのですが、遥かに経験や体験を上回った空間は久しぶりでした。本当に皆さんに見てもらいたい建築です! |
ハワー・ハマルこの建物は建築を志す者であれば知らない人はいないじゃないかと思います。現地では『ハワー・マハル(Hawa Mahal)』と呼ばれ、日本語名では『風の宮殿』と習います。大学時に西洋建築史の授業で教科書に白黒写真で小さく載っていて異国情緒感とインドという国に妙なトキメキを覚えたことを今でも思い出します。 |
このハワー・マハル(風の宮殿)は北インドのジャイプルという都市にあります。インドは行ってみると思っているより大きな国で、とくに見たかった建築が北インドに多かったのでニューデリーに入国してジャイプルに車で向かいました。ジャイプルという街は、別名『ピンク・シティー』と呼ばれていて、薄いピンク色をした外壁の建築で都市が作られていて、このハワー・マハルもピンク色をした外壁で仕上げられています。1799年にジャイプルの王によって造られたのですが、この王の名は「マハラジャ」と言う日本人には聞き馴染みのある王様です。沢山の小さい窓が見えると思います。この窓は953個もあるようです。なぜ小さな窓が沢山あるかというと宮廷の女性が通りの祭りをみたり町の賑わいを見たりするための物見台的な建築だったそうです。宮廷の女性は自分の姿を見られることはタブーなので通りからは中が見えなくなっています。また沢山の窓から風が入り循環する涼しい環境を作ることも出来ているようです。本当の意味でエコな考え方です。 |