事務所名 有限会社 丹陽社一級建築士事務所
ユウゲンガイシャ タンヨウシャイッキュウケンチクシジムショ
建築士名 0667641956hp
髙島 悠
ユウゲンガイシャ タンヨウシャイッキュウケンチクシジムショ 髙島 悠
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建築士からのお知らせ情報
  • 2019/07/05

    2019年8月12日は今年の2月に完成した自然素材の家の見学会を開催します。 こちらのお宅は築40年の戸建住宅を耐震性の向上・断熱性の改善・自然素材仕上げの変更という主な3点を主にリノベーションを行った建物です。 現行の建築基準法同等以上へ耐震改修を行うと共に、夏涼しく、冬暖かく過ごせるように断熱改修を行い、温熱環境の改善を図りました。内装には漆喰・和紙・無垢材といった自然素材を使用することで、綺麗な空気の中で木の良い香りが楽しめる心地よい体にやさしい家に仕上がりました。 これらの自然素材の心地よさを実際に体感できる貴重な機会ですので、是非ご参加頂ければと思います。

  • 2019/07/04

    2019年7月21日(日)は八尾市に建つ板倉造りの家 築13年見学会を開催します。 杉無垢材の香りや経年変化により艶のある床や飴色の深い風合いに変化した木の家の雰囲気を実際に体感できます。 木の家「板倉造り」は体感してみることで心地よさ等わかることがたくさんあります。 貴重な機会なので、是非一度ご覧頂ければと思います。

関連サイトURL・メールアドレス
メールアドレス takashima@tanyosha.co.jp
ホームページ https://tanyosha.co.jp
イベントのお申込み https://tanyosha.co.jp/event-form
施工例はこちら https://tanyosha.co.jp/works
ブログ一覧はこちら https://tanyosha.co.jp/blog

住宅に対する考え方

「自然を感じて、暮らしを楽しむ家づくりを」
木の特性を最大限活かせる「板倉造り」を中心に木や漆喰・和紙等の自然素材を使った家づくりをご提案させて頂きます。
設計・施工で家づくりを行っておりますが、そうすることでお施主様のご要望をきちんと設計から家という形にすることができると考えております。
無垢材や自然素材が創り出す空間の良さは体感してみてわかることがたくさんあります。空気が澄んでいて、身体にやさしく、気持ちが落ち着く、そんな家を住まい手と一緒に創っていきたいと思っています。
住まい手の日々の暮らしを笑顔で楽しく過ごして頂けるような家づくりをいつも心がけております。
定期的に勉強会や見学会等も開催しております。いつも和やかな雰囲気で一緒に楽しいお時間を過ごさせて頂いております。
是非、一度ご参加ください。お気軽にご相談・お問い合わせも頂ければと思います。

今まで手がけた住宅

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山や川の景色と風・光を取り入れ自然を感じる無垢の家「板倉造り」

こちらのお宅は高野山の麓の九度山にあり、山に囲まれ、近くに川が流れるという自然環境に立地するお家です。
この恵まれた自然環境を最大限活かして、「自然を感じる家」をコンセプトに自然の力を活用した家づくりを提案させて頂きました。
夏場は深い軒で日差しを遮り、家の中へ川から上がってくる涼しい風を取り入れます。家の中で空気が流れるように重力換気の考えを取り入れ、2階やロフトの足元にガラリを設けて空気を流し、ロフトの窓により熱気を排出します。
一方、冬場は日差しを積極的に取り入れ室内を暖め、1階のマキストーブの熱を2階やロフトのガラリを通して導き、家全体を暖かくするという設計上の工夫を行った建物です。

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家族の気配が感じられるゼロエネルギーの木の家「板倉造り」

こちらのお宅はゼロエネルギー仕様の板倉造りです。
夏場と冬場の日差しを遮りまたは取り入れるように配置角度から計画し、夏場は軒と庇で南側の暑い日差しを遮り、自然の風を室内へ取り入れます。
そして、家の中での風の流れは建物中央に設けた吹き抜けにより一気に小屋組みの最頂部まで風を通し、ハイサイド窓により熱気を排出します。
冬場は建物を、西側に30度傾けた配置としたことで午前中から暖かな日光を室内に取り込むことができ室温の向上を図り、取り込んだ熱をゼロエネルギー仕様により冷やさないように保てるように設計させて頂きました。
家全体をホール型とすることで、どこにいても家族の気配が感じられる設計となっています。

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家族が自然と集う無垢の家「板倉造り」

家族が自然と集まる空間づくりを大切にしたこちらのお宅では、1階のリビングを中心に各部屋へアクセスしていく計画とすることで自然と家族が顔を合わせる機会を増やし、家族がいつまでも仲良く過ごして頂けることを願って設計させて頂きました。
リビング中央に配置したアイランド型キッチンからは1階部分が見渡せ、キッチンで作業をしていても家族の気配が感じられます。
外壁は黒の焼杉で仕上げ、屋根はいぶし瓦で葺いた和風の印象の外観となっています。アクセントとして、下屋部分へ漆喰を使用して明るく清潔感のある印象に仕上げています。

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健康的な暮らしで次世代へ住み継ぐこだわりの住まい「リフォーム」

こちらは築40年の戸建住宅を耐震・断熱・自然素材の3点を主として改修させて頂いた建物です。リフォーム前は耐震性能が低く、断熱性については特に冬場の冷えが大きく、不安な要素がたくさんありました。
これからの暮らしの為に耐震改修を行い現行の建築基準法同等以上へ耐震性を高め、断熱改修と内窓の設置により温熱環境も改善しました。
内装は無垢材や漆喰・和紙といった自然素材により仕上げることで綺麗な空気の中、木の香りが楽しめる心地よい住まいとなりました。
広いリビングを中心とした生活を提案させて頂き、隣接する和室と普段は一体的に利用し、必要に応じて引き込み戸により間仕切ることができる開放的な空間を設計しました。

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セカンドライフを安心・健康に楽しむ家「リフォーム」

こちらは築30年以上の戸建住宅を耐震性と断熱性の改善を図り、自然素材を使って健康的な住まいへリフォームしたお家です。
1階のリビングを開放的な一体空間とする提案をさせて頂きましたが、この空間の実現には既存の壁の多くを撤去しなければならず、構造を調べ耐震診断と最適な補強方法を検討する必要がありました。耐震性を確保するにはリビング内に壁を2箇所設けることが必須でしたが、リビング内に通常の壁を設けると圧迫感が出てしまうので、穴開きパネルの透光性耐震壁を2箇所採用し、風と光を通して壁の向こうの気配がわかるようにすることで圧迫感を軽減しました。内装は無垢材と漆喰・和紙で仕上げた心地よい空間となっています。

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心地よく家族が過ごせる住まい「マンションリフォーム」

こちらは断熱改修と自然素材仕上げのマンションリフォームをさせて頂いたお家です。
角部屋で3方向が外部に面し、下階は駐車場であったために冬場の冷え込みが大きく、暮らしに不満な所がありました。そして、これからの家族の生活を考えると個室と収納が少ない点と孤立したキッチン室という間取り上の不満もありました。
これらの問題を解決するために壁と床へ断熱材を充填し、内窓を設置することで温熱環境の改善を図りました。収納を多くするために壁面収納を増やして対応し、必要に応じて個室にできる空間を計画することで個室の少なさを解消しました。キッチンはリビング中央に向けて配置し、明るく開放的な空間となるように設計しました。

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名前 0667641956hp 会社名 有限会社 丹陽社一級建築士事務所
電話番号 06-6764-1956 FAX 06-6764-1957
メールアドレス 所在地 大阪市天王寺区上本町5-4-17-904
URL https://tanyosha.co.jp 設立年 1991年3月14日
板倉造りの構造の特徴

板倉造りとは、伊勢神宮や正倉院などにも代表される日本古来の伝統的工法です。
この伝統的工法を今の時代に合うようにアレンジしたものが現代版板倉造りです。
4寸角(120mm)の杉の柱に溝を掘って厚さ30mmの杉板を落とし込んで板壁を造って組んでいく建物です。木組みの構造により地震の揺れを木がめり込み合うことで、建物全体で揺れを分散して柔軟に受け流すことができ、木の粘り強い特性を最大限活かせるのが特徴です。

丹陽社の板倉造りは構造のほとんどを杉材によって造っていきます。
その為、木に囲まれた家で杉の良い香りが楽しめ、調湿性や断熱性などにより心地よい室内空間が創れます。五感で感じることができるのがこの建物の良さです。
木は紫外線の反射が少なく目にやさしい、耳障りな高周波音を抑えてくれるので耳にもやさしく、熱伝導が低いので暖かく肌触りも良いです。そして、木の調湿性などの効果で体感としても過ごしやすく、木の良い香りを感じることでストレスを癒してやすらぎを与えてくれます。

家に杉材を使うことで得られる様々な効果について

丹陽社の板倉造りではたくさんの杉材を使って家を造っていきます。
「杉」には人の心や身体にとても良い効果を与えるということをご存じでしょうか。板倉造りの家ではこの「杉」の効果を最大限得ることができる建物です。
毎日、自然が与えてくれる良い効果を感じながら生活できるとより健康的な暮らしが送れると考えています。ここでは「杉」が与えてくれる様々な効果について少し紹介させて頂きます。

「杉」は多孔質(たくさんの空気の孔)な材料なので断熱性があり、湿気を吸ったり吐いたりすることで調湿してくれ、熱伝導も低いので触れても体温が奪われず肌触りも良い優れた素材です。また、大気汚染物質を吸収・吸着する効果もあると言われ、天然乾燥により製材された「杉」は香りもよくとても落ち着く空間を創り出してくれます。この「杉」には心身に与える影響として、心を落ち着かせストレスを軽減してリラックスできる、熟睡できるようになった、風邪を引きにくくなった等様々な良い効果があると言われています。

漆喰の特徴と効果

丹陽社では無垢材や漆喰・和紙などの自然素材を使った家づくりをさせて頂いております。漆喰とは消石灰が原材料の素材です。日本でも古くから使用されてきた素材で様々な優れた効果があることで知られています。日本漆喰やヨーロッパ漆喰など種類があり、仕上がりの質感もそれぞれ違ったものになります。漆喰で仕上げるだけでお部屋の空気が綺麗に感じられ過ごしやすい空間を創ることができます。ここでは、漆喰の特徴と効果について少しご紹介させて頂きたいと思います。

漆喰は性質として、強アルカリ性の素材です。この強アルカリ性の環境下ではウイルスの増殖が抑制されるため高い抗菌作用を持っています。内装を漆喰でやり変えたら風邪を引きにくくなったなどの感想もお聞きすることがあります。また、空気の浄化作用も持ち合わせており、室内の臭いを浄化してくれることからトイレなどの水廻りの使用にもおすすめです。そして、漆喰は熱を伝えにくいので断熱面にも期待でき、内装のみならず外壁への使用にも適している素材です。漆喰は自然素材なので化学物質を室内に放散させず身体にも安全で快適な空間を創ってくれます。

板倉造りと在来工法の違い

お客様のインタビュー「堺南野田 ゼロエネルギーの板倉造りの家」お施主様

お客様にインタビューさせて頂いたお声をご紹介します。以下がインタビュー内容です。
元は鉄骨造の賃貸に住んでいて、夏は暑くて、冬は寒くて床も冷たいという家で我慢して住むのがしんだくなってきました。
そんな想いから家づくりを考えました。ハウスメーカーや工務店と色々と回りましたが、ピンとくるものがないという感じでした。
そんな中、図書館で本を読んでいると板倉造りという建物を知りました。
今まで見たことない造りで一度見てみたいということで見学会に参加しました。
今まで中古の家も見てきたので、普通の家が10年20年後にビニールクロスやフローリングが劣化してボロボロになってくるというのもわかっていただけにこの家なら手の届く範囲で本当に良いものを使って家を作れると思ったのが、丹陽社の板倉造りを選んだきっかけです。

杉板って木の繊維の間に空気層を持っていて、それがあるから水分を吸ってしまいますが、その空気層があるから裸足で踏んだ時に暖かく感じるんです。繊維が詰まっている木や合板であれば表面が樹脂などでコーティングされているので水をこぼしても支障はないでしょうけど、比較すると杉は熱伝導率が低くて暖かくて、床を踏んだときの感覚が全然違います。他の床材も見てきましたけど、暖かさはやっぱり杉が一番でした。
板倉造りの家に住んでからの健康の変化があって、風邪をひきづらくなりました。夏は涼しいし、冬は暖かい、今年クーラーを入れたのはは1日だけでした。
板倉造りのデメリットをあげるなら遮音性が高くところですね。2階の床が1階の天井を兼ねているので音がよく伝わる。これは外からの音が聞こえるとかいうことではなくて家の中の音での話です。家の湿度の状態によっては例えば床が鳴ったりすることがあるのでこういうのが全部気になってしまう人には向かないと思いますね。

お客様インタビュー②「大阪狭山市 大屋根の板倉造りの家」お施主様

お客様にインタビューさせて頂いたお声をご紹介します。以下がインタビュー内容です。
以前は古い建売住宅に住んでいたのですが、築30年が経ち建て替えを考えていました。私は一般的な家で使われている化学物質(ビニールクロスなどの建材に含まれている化学物質)がすごくダメで、家を解体してから一旦賃貸を借りたのですが、化学物質の匂いがきつくて気分が悪くなってしまって結局一泊もできませんでした。仕方ないので近くの古い建売の実家だと化学物質の匂いも取れているので、間借りすることにしました。化学物質の使わない家を建てたいけどどこに頼んだらいいかと迷っていました。そんな中、私の知人の家がこの板倉造りの家に住んでいて実際に見せてもらって体感できたことでした。
私は帯電体質で家電製品がよく壊れていたんですが、電気を吸収しにくくなったのか、木がアーシングで電気を流してくれているのか、今の家ではできているんだと思います。

裸足で歩いてベタベタしないのは開放的で気持ちがいいです。夏場って汗もかくし、湿度も高いので家の中にいてもベタベタするはずですが、板倉造りの家ではそういうのがないんです。生活面で一番助かっているのは、家全体が湿気を吸収して、必要な時には放散してくれるので、食器を洗って乾燥させなくても何時間かしたら乾いていたり、洗濯物もすごく湿気の多い時期なんかに外に干すよりも部屋の中に干す方がよく乾くってこともあります。
庭の植物も板倉造りにしてからよく育つようになりました。今の家では外壁に焼き杉を使っているので外壁からの照り返しがないから草木にも優しいんじゃないかなと思います。あと良いことなのか悪いことなのか、家の外に益虫を多く見かけるようになりました。化学物質を使って建てていないから虫も住みやすくて寄って来るんでしょうね。虫も住みやすいということは人間も安心して暮らせるということだと思います。

お客様の声③「さくらの家 板倉造り」お施主様

お客様にインタビューさせて頂いたお声をご紹介します。以下がインタビュー内容です。
素材には気を使って家を建てたくて当初は他社の住宅メーカーを回っていました。実際には木の家と言っても集成材や無垢材でも耐久性に劣る材を使っていたり、構造材にはこだわっていても仕上げは新建材を使っていたりとひとつひとつの素材から吟味できる業者は皆無でした。そんな時、丹陽社の板倉造りの家を知りました。当初は材質・構造・強度に着目しました。非常に太い梁に板倉の落とし板の壁は、剛柔に優れた構造だと感じました。そして、実際に家づくりを進めていく中で(徳島のモデルハウス宿泊等)、無垢材の素材自体が持つ質感・手触り・木の匂いが構造以上に魅力に感じました。当時はまだそれほど広く認知された構造ではなかったので、そこに若干の不安はありました。

板倉造りの家の住み心地は期待以上に快適です。杉板の柔らかな手触り、足触りは心地良くて、思っていた木の狂いも今のところほとんど出ていません。特に梅雨の時期は床板が拭き掃除をした後のような心地良い足触りになるのでとても快適です。住みはじめと変化したことは、木材の経年変化で当初は白木のような杉や桧が落ち着いた濃い色になってきました。アドバイス通り内装を塗らずに置いておいて良かったです。珪藻土にも見た目の劣化等はありません。杉は高級素材ではないかもしれませんが、無垢材の素材感にきちんと合わせられる家具はなかなか難しく、良いものを1年に1品づつ増やしていきました。板倉の家は新築の時には一見無骨な感じがしますが、年月とともに味が出て凄みになってくる感があります。個人的には我が家の2階のリビングは小屋組みも含めて数ある個人住宅の中でも白眉な空間だと真剣に思っております。月日が経って一層建てて頂いた家の凄さに実感しています。

板倉造りって地震に強いの!?

itakura_image07 板倉造りは溝を掘った柱と柱の間に杉板を落とし込んでいき木組みの建物を造っていきます。木によって構造を構成することができるので、構造用金物で固めず柔軟な構造の建物を造ることができます。木同士がめり込み合うことができるので地震時には揺れを建物全体で柔軟に揺れて受け流すことができる構造の特徴があります。

当社の板倉造りは1枚135mmの杉板を複数枚つなぎパネル上にしてそれを柱の間に落とし込んで造っていきますが、地震時にはこの1枚1枚の杉板がそれぞれスライドして動くことで板同士の摩擦によって揺れを各部分散させます。これを建物全体で行うことで揺れを分散しながらしなやかに受け流してくれます。一般的な金物で固める剛構造建物では、構造用金物により建物が変形しないようにしっかりと固めるという考えで建てた時が一番強い状態となる為、繰り返し起こる地震に対して構造に損傷が生じてしまうと建物が不安定となる恐れがありますが、板倉造りでは繰り返し起こる揺れに対しても木が柔軟に揺れて地震を受け流すので構造耐力が低下する恐れが少なく、正倉院や伊勢神宮の歴史からもわかるように100年住み続けられる建物を造ることができます。木の特性である柔軟性を構造に利用し、木の持つ良い効果を住環境に取り入れることができるので、木の良さを最大限活かせるのがこの板倉造りの建物です。

木って燃えやすいんじゃないの!?

DSCN0886 板倉造りの家は一般的な在来工法の約3倍の木を使って建てています。その為、木って燃えやすいんじゃないの?というお声を頂くことがありますが、結論としては大丈夫です。確かに木は燃えやすいのですが、燃え進みにくいという性質をもっています。ここでは、なぜ木が燃え進みにくく安全であるかのご説明ができればと思います。

この写真は板倉造りの燃焼実験を行った時のものです。一見板壁全体に火が付いて燃えて危険じゃないの?と思われるかもしれませんが、実は燃えているのは表面だけでしかもこの燃えている面の裏側は壁際に普通に人が立ったり板壁を触っても熱が伝わっておらず安全なんです。これは木の燃え代による木の防火性能を証明してくれているのですが、板倉造りの防火性能の仕組みとしては落とし込んだ板壁の上に厚さ24mmの木摺板という木を打ち付けていきます。これが木の燃え代となり防火面での安全を確保することになります。木は燃えやすいのですが、一定範囲に達すると炭化層(焼けた炭の層)を形成しそこからは燃え進みにくくなります。この時の木の燃えていく速度が1分間に0.6~0.8mmと言われており、0.8mmとして計算した場合に24mmの木摺板を打ち付けてあることで30分間延焼を防ぐことができるのです。木は燃えやすいイメージですが、実はこのように燃え進みにくく安全な素材なんですね。

シックハウスは大丈夫!?

32488-233x350 板倉造りはたくさんの木を組んで建てていきます。その為、新建材などの製品に含まれることが多い化学物質の放散がなく、自然素材で建てられる身体にやさしい家です。近年では、この新建材により放散されるホルムアルデヒドなどの化学物質がシックハウス症候群やアレルギー等、様々な健康被害を引き起こすとして問題視されています。

板倉造りの家は10年後20年後どうなっていくの?

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